『営繕かるかや怪異譚』[小野不由美/KADOKAWA]
只今公開中のホラー映画『残穢』の原作者つながりで本棚から引っ張り出してきました。小野不由美さんの「家」に関わる怪異の話。雑誌『幽』の連載6編をまとめたものということです。...
View Article『蜜蜂と遠雷』[恩田陸/幻冬舎]
「ここを制した者は著名な国際コンクールで優勝する」というジンクスもあって、近年注目を集めている芳ヶ江国際ピアノコンクール。コンクールに出場する4人を中心に彼らの師や審査員等周囲の人々も含めて、第一次予選前のオーディションから本戦までを描いた作品。...
View Article『テスタメントシュピーゲル3(上)』[冲方丁/角川スニーカー文庫]
近未来の世界、テロの脅威に晒されている都市・ミリオポリスで戦う少女たちの物語、「テスタメントシュピーゲル」、最終幕の前編。...
View Article『テスタメントシュピーゲル3(下)』[冲方丁/角川スニーカー文庫]
近未来の世界、テロの脅威に晒されている都市・ミリオポリスで戦う少女たちの物語「テスタメントシュピーゲル」最終幕後編。 感無量。その一言に尽きました。 上巻から続く涼月の突撃さながらの勢いで、残った伏線の回収や諸々の過去・因縁に決着がついていく様は、まさに怒涛・圧巻。...
View Article『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART3』[小川一水/ハヤカワ文庫JA]
大河SFシリーズ最終章完結編。 冥王斑を持って銀河を席巻するミスチフ=オムニフロラ。太陽系人類が対抗手段として打ち出したのは、新たな「魅力的な種」を生み出すことだったが……という前巻の展開から、あと1冊でどう物語をたたむんだろうと思ったら!...
View Article『マルドゥック・アノニマス4』[冲方丁/ハヤカワ文庫JA]
「スクランブル」、「ヴェロシティ」に続く、マルドゥック市を舞台にしたSFシリーズ。シリーズ完結編となる第3部、4巻目。 4巻読了時の感想「やっと! ここまで!!!!!」の一言。いや、あとのための溜めだと分かっていても、3巻までは結構鬱々としてたというか、しんどい展開が続いていたので……。3巻ラストから続く4巻でようやく、その鬱憤が晴れた感じ。...
View Article『白銀の墟 玄の月 十二国記(全4巻)』[小野不由美/新潮文庫]
18年ぶりに発売の、十二国記長編。戴国で起こった変事について、その結末までがついに語られました。 なにはともあれ完結してよかったとしみじみ思いつつ、登場人物中心に思い浮かんだ感想。...
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